明日の話をします。明日はどんな日になるだろう。

菩提寺記

明日の話

戒名の話を続けます

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前回、生前戒名のことを書きましたが、供養之証では亡くなってお葬式で戒名を付けなかったけれど、あとでやっぱり付けたいという方のために、戒名考案というオプションを用意しています。当ページ内に詳細ページへの案内がありますから、興味がある人は覗いてみてください。

現在はコロナ禍で法事や葬儀の新規依頼はほぼありませんが、以前は新規で依頼を受ける機会が多くありました。そのような場合、事前に確認できることは限られていますから、実際に法要会場に出向いてからいろいろ確認するわけです。すると、こっちのお宅とあっちのお宅の戒名がほぼ同じということが何度かありました。なかなかの確率です。

戒名はその人の名前から一文字使ったり、性格や職業から考えたり、何時間もかかるものです。1日考えて、次の日にはやっぱりこうしようなんてこともあります。家族の戒名は共通点をわざと持たせる工夫も必要です。それと、当寺で管理させてもらっている戒名と同じにならないようにとか、その人の戒名だけを考えるのではなく、依頼する側からすれば関係ないでしょと思うようなところまで配慮するのが戒名考案です。

それが、法事で新規に出向いた違うお宅で同じような戒名に出会うと摩訶不思議極まりないということは分かって頂けると思います。どうやら、ネットには戒名を販売している業者がいくつかあるようですね。相場は2~3万円。ネット広告をガンガン打っているものもあっるようなので、量をこなすため、いちいち考えていないのかもしれないですね。だから同じ戒名がこっちのお宅とあっちのお宅で発見されるという事態になります。

そのような場合でも、その戒名を依頼した人にとってみれば、家族のための一つだけの戒名ですから、当寺としても他の家でも見ましたということは言いません。しかし、そういう事実もあるんだと、この場を借りてお知らせしておきます。そういう状況になっているのも、俗にいう戒名料が高いからだと思います。

先祖代々の檀家や門徒ならば、お寺を守らなければいけないという意識が高い場合が多く、戒名や法名が100万円であっても理解を示す場合も多いと思います。そのお金でお寺を維持できるなら安いという見方もできると思います。ある意味、檀家や門徒は株主で彼らの力があるお寺もあります。だからといって、すべてのお寺で同じように戒名料を頂こうと考えるのは無理があります。お寺と檀家との関係性や普段から説明責任を果たせているかとか、先代からの決まりだからと、住職や檀家・門徒のそれぞれが自分で考えていないと問題が起こります。

それならば、ネットで戒名を付けてもらおうという流れも理解できるでしょう。私もそんなに需要があるようには思っていませんでしたが、同じ戒名を販売する業者が広告をガンガン打ってくれたおかげか、戒名をネットで依頼することは一般的にも認知されるようになりました。当寺では葬儀の際、戒名費用を別途貰わずに授与していましたが、供養之証を発行することになり、戒名考案も取り入れました。5千円が高いか安いかは人それぞれです。ですが、同じ戒名を授与することは有り得ないことです。ちなみに、戒名考案としているのは、考える費用をお支払いいただくということで、戒名を売っている訳ではありません。

あと、自作の戒名を供養之証にすることもできます(その際は、原則としてオプションの戒名考案をご利用ください)。自分で戒名をつけたものの、誰かに確認してほしい、誰かに証明してほしい、そう感じるのは自然のことです。供養之証のルールに沿っていれば、その気持ちを形にできます。

前回、戒名をつけることで新たな人生を生きるということも書きましたが、戒名の可能性を感じていただけたでしょうか。単に亡くなった後に付けなければいけない名前=戒名・法名ならば、何で付けないといけないのかと思うわけです。そう思うのも分かります。ちょっと考えてみてください。お力になれることもあると思います。

※ この内容は歴史上の事実を現わすものでも、特定の学説や宗派を優位・劣位にするものでもありません。

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