一般的なお寺は個人で運営しています。宗派はあっても包括法人といって、特に個別のお寺の運営に口を出せません。
一般の方にとってみれば、そこら辺が分かりずらいのかなと思います。浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗、日蓮宗、真言宗、天台宗などなど、その宗派のお寺ならば、ネット検索して宗派の本部に連絡すれば、何らかの問題を解決してくれるとか、指導してくれるとか、そう思うわけですが、そうではないのですね。
それなら個別のお寺は好き放題して良いかといえば、そうではない。その宗派の枠に収まるような活動を周りから求められます。
さて、私がお師匠さんのお寺で学んでいたときは、社会保険もなければ、健康診断もない、年金も国保も病院代も自分で出していました。四年制大学を出ても月給は8万円という生活が何年かあり、そろそろ一人前だと認められて副住職になって給料は12万円になりました(21世紀の出来事)。
現在はこちらの菩提寺の活動に関わっていますが、お寺の活動とは別に一般的な職にも就いています。そちらで年に一度の健康診断を行いました。この自分の身体と向き合うというチェックは必要ですね。
宗派から独立というか、僧侶として一人前になりフリーになったとき、違うところに住んでいたのですが一時的に食品系の工場に勤めました。入社の際、やはり健康診断を受けてから入ったのですが、お寺生活で長年健康診断を受けていなかったこともあり、そこで初めて不整脈と診断されました。
健康診断を受けていないと、症状が酷くなってから見つかることもあります。油断せずに自分の身体と向き合う時間を持ちましょう。
法要依頼 お布施10000円(法事や追善供養、祈願、ペット供養/オプションで戒名授与、開眼、閉眼も可能)
<< 戻る