明日の話をします。明日はどんな日になるだろう。

菩提寺記

明日の話

アイデアを形にするということ

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テクノ法要の記事をまとめていて、改めて感じたことがあるので書いておこうと思う。まず、テクノ法要は福井県福井市の照恩寺住職が2016年にアイデアを形にしたもので、阿弥陀如来の世界を現代の技術で表現したもの。どのお寺の内部も、本尊の周りの装飾は、その本尊の世界観を現わしているのだから、お寺がつくられるようになった頃の表現方法と現代の表現方法が違っても構わないと思う。

昔と変わらずに伝える、伝統仏教として、そのようなあり方も大切だと思うけれど、プロジェクション・マッピングで本堂を投影してみたり、レーザー光で演出してみたり、最新鋭の視覚効果を使う試みはいろんなお寺で出てきている。しかし、資金面で機材が調達されないとか、できる限りの機材でやったらトラブル続きだとか、そのような話もよく聞く。

私はインドと日本の間を数十回往復しているが、テクノ法要が行われる10年ほど前、お釈迦様が亡くなられたインドのクシナガラに滞在しているとき、お釈迦様の生誕・成道・涅槃を祝うウェーサーカ祭にちなんだブッダメーラーが行われていて、涅槃堂の隣のミャンマー寺の境内にテントが何棟も張られ、お供え物や記念品などが売られていた。

そのブッダメーラーの会場では、普段は静かな場所なのに、ずっとダンスミュージックが爆音で流されていた。お釈迦様と関連があった曲かどうかは定かでない。

仏教の四大聖地であるクシナガラの野外で、このような爆音で連日ダンスミュージックが流されるお祭りができるのかと、当時は衝撃を受けた。仏教の重要な聖地でこれが出来れば、日本なら何でもできるかもしれないという認識になった。

その時にできることをしていけばいい、プロジェクション・マッピングができるならすればいいし、レーザー光で演出ができるならすればいい。現代でできることを考え、想像して、いろんなアイデアがあって、その時にできることを形にしていくことが重要となる。あとに残るかどうかは、考えなくていいのではないのだろうか。

※ この内容は歴史上の事実を現わすものでも、特定の学説や宗派を優位・劣位にするものでもありません。

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